商圏内需要量の算出

  • ゴルフ産業需要基本公理
  • 将来需要算出ロジック

 今後のゴルフ場、ゴルフ練習場経営にとって自己の集客可能範囲(商圏)の現在及び将来の正確な需要量把握が重要であることを説明しました。その具体的算出方法を説明します。

<ゴルフ産業需要基本公理>
 下図はゴルフ産業需要算出論理式です。

 ●ゴルフ対象人口 10歳~79歳の人口です。国勢調査により全国町丁別の数値が国により公開されています。
 ●参加率     全国20万人規模の総務省・社会生活基本調査により都道府県別・年代別の数値が公開されています。

この論理式各項を全国→都道府県→市町村→町丁と細分化した数値が得られれば各ゴルフ場、練習場商圏内需要量が算出できます。

<将来需要の算出>
 将来需要も同様に論理式各項の数値を予測します。世代別将来人口は国立社会保障・人口問題研究所により公表されています。注意点は下図のように2020年30~34歳世代は2015年25~29歳世代であることです。世代別ゴルフ参加率、活動率に大きな差異があり、将来予測の世代別参加率、活動率予測はその世代の特性(差異)を保持させる必要があります。当研究所は「5歳加齢するごとの参加率・活動率の変化率は一定である」という前提条件で将来需要を算出しています。